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歌を浴びる・・・”今はまだ人生を語らず”2 


2009.02.15
Sun
13:09

’79篠島アイランドコンサート [DVD]’79篠島アイランドコンサート [DVD]
(2000/11/22)
吉田拓郎

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”歌を浴びた”ことがる。
もうイヤというほどに歌を浴びせかけられ、なすがままの状態・・・
確かそんな気分だった。
歌に身をまかせた。
夜通し、一晩中・・・
夕暮れと共に始まった、その野外コンサートは
夜明けとともに終わった。

『よく来たな!今度はお前たちの町にいくぞ!
 気をつけて帰れよ。
 今度はオレがいくからな!』

そんな言葉を歌って、イヤ叫びながら
そのコンサートは終わった。


”30歳になったオレの言葉なんか信じられない・・・
 だからみんな聞いちゃくれないさ”
20代後半、自分が作った歌の権利を争う裁判にあえぐ
ブルース・スプリングスティーンはそうつぶやいたそうだ。
30代のロックンローラーのあるべき姿がまだ見えていない時代のことば・・・
ロックやら、心をかきたてる音楽はかつて若者のモノだったそうだ。
大人になってしまった心にはロックなんて必要ないだろう・・・
多くの人がそう思い込んでいたように思う。
けど、30過ぎて世に送り出したダブルアルバム『リバー』で
スプリングスティーンは、名実ともに全米一いや世界でもトップの
ロックンローラーとなった。


”ローリング・サーティ、動けない花になるな 転がる石になれ!”
30歳を過ぎた吉田拓郎が歌った”言葉”・・・

人を動かすっていうのは簡単なことではない。
この吉田拓郎という人は、今まで、下手すると何百万人というひとを
行動に駆り立てたはずだ。
15歳になったばかりの私は、夏の一日
満腹になるまで歌を浴びせかけられ続けた。
兵庫県の山奥から半日かけて、田舎の高校生は
この男に会いにいった。
たった独りで、行動を起こしたのだ。
歌を思う存分浴びた。
後々、色んなコンサートに足を運んだが、
トコトン歌いきってくれたと感じられたのは、
このときと、ブルース・スプリングスティーンの大阪城ホールくらいのもの
だろうか・・・
今年夏がくれば、あれから30年がたつことになる。
不思議と色あせてはいない。


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category: 音楽(動画):吉田拓郎

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janre: 日記

tag: 吉田拓郎  落陽 
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