夏休み・・・

もう10年前の8月初旬のことです。
彼女と、沖縄の西表島へ旅行にいきました。
ピナーラの滝まで歩くのは、だるかったので
もう一つの、名前は忘れた小さな川を上り、山奥の滝までいきました。

マングローブが両岸に生い茂る中、カヌーをこいで川を下る途中
二人の小学生の男の子と母親の3人組と合流しました。

7月夏休みに入ってすぐに、親子3人で沖縄にやってきて、
順番に離島を渡り歩き、お盆に沖縄本島で父親と合流する計画だそうです。
けっこう深みのある川に、兄弟二人は平気で頭から飛び込み、口から水を噴出し
そう、まさに元気な男の子たちの川遊びそのものでした。
宿題は持ってきたものの、8月アタマの段階では、まったく手付かずで
気に留めてる様子も全然なし。
お父さんの夏休み期間はお盆の三日間だけで、その後は母親といっしょに
沖縄の全離島を”制覇”して、東京(だったかな確か???)に8月25日頃
戻る予定とのこと・・・・

毎年夏休みには、そんな風にして過ごしてるらしいのです。


子供にとっては、ホントのホントにサイコーの夏の日ですね。
いつまで家族で旅するのかは、わかりませんし、
多感な青春時代、どんな屈折が待ち受けてるのかもわかりません。

高校で間違って?野球部なんぞに入れば、それこそ楽しい夏は
終わる?に違いありません。

けれど、多分あの二人の兄弟は、沖縄の海の青さ、サンゴ礁の素晴らしい風景
西表島のマングローブの光景は、一生忘れることはないでしょうし、
自分が家庭を持った時、よく似たことを子供にしてやることでしょう。


夏休み、都会の子供たちは何をどこで楽しんでるのでしょうか・・・







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2008.07.26 | Comments(0) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

子供の頃の夏の想い出・・・その2

小学校の時、少年ジャンプで連載していた”サーキットの狼”で、しばらくよそ見はしたものの
私の夢は野球の選手でした。
作新学院の”怪物くん”江川卓が、ドラフトで阪急ブレーブスの指名を受けたものの
当然のように断り、浪人の末法政大学にすすみました。
浪商学園の”ドカベン”香川は、体型が問題視されながらも
南海ホークスに入団しました。
大学卒業後、巨人に入るために野球浪人を続けた江川卓が
空白の一日で、世間を騒がせた頃、
野球の夢は音楽にとって変わっていました。

なんてことないある日、来日記念特集でFMで聞いた、ボブ・ディラン
ノックアウトされて以来、野球の夢は急速に冷え込み、
進学校に進んだら、東京の大学に進みバンドでヤマハポプコンで優勝すること
そしてテレビの歌番組には、絶対に出ないことなどなど・・・・・・・・・・・・・

親戚のオニイチャンが、ドラフトで選ばれた時も、何だか遠い出来事みたいでした。
神戸新聞のスポーツ蘭に大きく特集を組まれ、子供の時から毎朝5時におきて
ランニングを欠かさなかったなんて、ウソっぱちを読んだ時は、世間に胡散くささを
垣間見たような思いでした・・・・


進学校に進んだ私は、1学期からなかなか勉強にはついてゆけず、
音楽を夢見ながら、夏休みには、貯めていた小遣い銭をはたいて
吉田拓郎の篠島のオールナイトコンサートに、一人で出かけました。
兄は大学生らしく、ビアガーデンのアルバイトにいそしみ、
夢をかなえた親戚のオニイチャンは、きっとファームで汗を流していたことでしょう・・・
私が第一志望の大学に入学して、甲子園球場でアルバイトはしましたが、
もっとすぐ近くに阪急西宮球場がありましたが、パリーグ球団だったオニイチャンの
試合は結局、一度もみにいきませんでした。
その年の秋、消化試合だったとはいえ、『優勝請負人』江夏から
逆転ホームランを放ち、インタビューで
『誰から打っても、ホームランはホームランですから』と答えていました。


就職して10年くらいたった時、クライアントからキャンペーンのお礼で
あるプロ野球チームのカレンダーが送られてきました。
真ん中のページあたり、二人一緒でしたが、オニイチャンが載っていました。

    生涯打率:2割2分
    本塁打:14本

選手としては一流とは言えないでしょうが、コーチとしていまだにユニフォームを着ています。
人それぞれでしょうが、夢は叶ったんでしょう。
本人はなんて言うでしょうか・・・今はまだペナントレースの真っ最中、
とにかくリーグ優勝を目指してる今は、それどころじゃないのかな・・・

兄は、今でも職場の野球チームで活躍しています。
きっとオニイチャンと一緒にプレイしていたことを自慢にしてるんでしょう・・・
『もしかして、オレも本気で野球やってたら・・・』なんて考えてるかな?
イヤ、4人の子供と明るい奥さんに囲まれてる今を思えばそんなこと考えてないかな・・・


中学時代の1年後輩が、東洋大姫路でレギュラーとして甲子園に出ましたが
その後社会人野球に進んだらしいです。


野球がテレビで流れる時期、甲子園が話題になる頃
いつも野球の夢を思い出します。
私から見れば、親戚のオニイチャンは、子供の頃の夢を叶えた人です。
ホームラン14本の中には、20年以上たってもいまだにわすれられない
江夏からの1本があります。
”認められなきゃ意味がない”
”他人の評価よりも、自分が納得しなきゃ意味がない”

言い方、捉え方はいろいろあります。
オニイチャンの野球の夢はいまだにつづいています。
その道を極めようと集まってきた中でのそれは、結構キツイことに違いありません。

オニイチャンにとっては理解者であり、厳しくも暖かい先輩だった
ある名投手は、野茂英雄を徹底的に嫌ったようです。
なんてたって、”気合いと努力とど根性”人だったらしいですから・・・

”かなえられなかった夢”・・・
何度もこのテーマで書きましたが・・・・

まだ、これから叶えたい夢がある今、
精一杯なら、悪いもんでもないんじゃないかな、なんて気休めかな???


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2008.07.24 | Comments(0) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

子供の頃の夏の想い出・・・その1

子供の頃は野球少年でした。
生まれ育ちは、甲子園球場の地元兵庫県なのですが、
山奥で、サンテレビもテレビ大阪も大人になるまで
見られなかったこともあり、巨人ファンでした・・・

小学生の頃の夢は、報徳学園か東洋大姫路に進学して甲子園に出ること。
滝川はちょっと難しそうなので、無理かなと思ってましたから・・・
毎年地元の中学から、一人東洋大姫路に進学するのですが、
新入部員が100人くらい入部して、キャッチボールさえできなくて、
一日中走らされてばかりで、半分以上が退部していくという状態だったそうです。

まだ小学生なのに、私は早くも軌道修正し、学区2番目の体育科のある公立高校に
行こうと思い始めていました。

その頃、同じ村の近所のお兄ちゃんが、その高校のショートでキャプテンでしたが、
ベスト8までは残ったものの、東洋大姫路に二桁点差で破れて、
甲子園には行けませんでした。
後、日本体育大学に進んで野球を続けましたが、野球部員総勢200人の中から
レギュラーにはなれたものの、プロからの声はかからず、体育の先生になられました。
今、地元の中学の先生で女子ソフトボール部の顧問です。

偶然か必然か、その後その高校のショートのレギュラーを守ったのは、
後プロ入りする親戚のオニイチャンの実の兄さんでした。
明石球場、高砂球場、そして当時は兵庫県大会の予選でも使っていた
甲子園球場まで応援に行きましたが、結局加古川東校に破れました。
その後やはり、日本体育大学に進まれましたが、プロからの声はかからず
出身高校の野球部監督になられ、つい最近甲子園出場の夢を果たしました。
久しぶりの公立高校の甲子園出場がけっこう話題になりました。

そしてその後、弟の方のオニイチャンがその高校でショートでレギュラーとなり
甲子園には出られませんでしたが、予選終了後プロ全12球団から声がかかり
ある在阪球団から、ドラフト2位の指名を受けました。

その頃は、音楽に目覚めた私の夢は、もう一つ上の進学校に行き
大学に行って、ヤマハのポプコンに出ることでした。
(ちょうど、中島みゆき、世良公則、円広志がデビューした頃です。)

ドラフト2位でプロ入りするオニイチャンが、何だか別世界に行ってしまう
人のように感じて、何だか距離感を感じてしまいました。
そんな気持ちとは全く関係なく、地元の後援会会長をつとめてた父親と
幼馴染の私の兄のところへ、正月に突然遊びに来ては驚かせてくれる習慣は
今年の正月まで、いまだに続いています。

そのオニイチャンと一緒に、同じ高校で野球をするつもりだった私の兄は
中学3年生の冬休み前の、最後の親子懇談でもう一つ上の進学校が
大丈夫とわかると、さっさと鞍替えして、野球の夢はあきらめ
進学校の帰宅部となったのです・・・
ギリギリの進学校入学だった兄は、またまたギリギリの私学に合格しました。
因みに、大学を卒業する時もギリギリの成績となり、親父のコネを使った
某団体職員内定は守りきれました。


続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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2008.07.23 | Comments(0) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

イロイロと・・・

宜保愛子がアドバイス 色情因縁・地縛霊・物に宿る霊宜保愛子がアドバイス 色情因縁・地縛霊・物に宿る霊
(2002/10)
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『あ、だいぶましにはなったけどしつこいねえ、ホンマに・・・』
異様な肩こりと、首の痛みに耐えかねてたところ、
ついに部屋にやってきてくれました。


スピリチュアルなものなんか、全く信じないで
無縁で生きてきたし、これからもずっとそうだろうと
勝手に思い込んでいました。
今回のことがあったからと言って、何かが変わるとも
思えないし、変える気もない・・・
しかしながら、見える人には見えるらしいし
感じる人には、感じるらしい。

んで、先日から何かと世話になってるSさん・・・
実は彼女とは、どうも因縁があるらしく、
サラリーマン時代、20年くらい前に一度知り合っていました。
就職して間もない頃、モーレツ営業会社で働きづくめの私を見かねて
学生時代の先輩が、看護婦との合コンに呼んでくれました。
その時、偶然に向こうのメンバーのいたのがSさんでした。
すでに結婚して子供もいたのに、単なる数合わせだけで呼ばれてたらしい。
そうとも知らず、猛アタックをかけようとしたのに・・・・

その後、彼女は子供の病気で看護婦の仕事と旦那の収入だけでは
どうにもならず、風俗の世界に飛び込んできたらしい。
こちらは10年前、転職の合間にと気軽なバイト感覚で飛び込んだこの世界でした。
その時向こうにも家庭があり、こちらにも彼女がいて単なる仕事仲間として
つかず離れずの10年が経過。
手相と易の資格を持つ彼女に、時々お茶代で見てもらっていましたが、
看護婦経験と家が近かったことで、彼女の最期を看取ってもらう縁となりました。

まあ、男女関係にならなかったことでの長続きした縁と申しましょうか・・・


信じるか信じないは人の自由、勝手です。
ただ、この1年間で分かったこと・・・
思わぬほどの自分の精神的な弱さでした。
へんてこりんな宗教に惑わされなかったことだけでもめっけもんと思います。

一生懸命ならば通じるはず、
物理的な科学的アプローチで、おおよそのことは解決できると思っていました。
弱さと戦わない人間を、バカにして見下げていました。
安易な解決策は許せない誤魔化しで、そういう人間など語るに足らず、
一笑にふせばよいと思っていました。
自分の中の弱さも許せなかったんでしょうか・・・
それを認めず強がっていただけだったのかも・・・

『竹はしなやかに風にそよぎ、折れることはない』
知っていたはずのことでした・・・

思うようにならないこと、ままならないことをどう受け止めるのか。
そこから始めないといけない。
自分の弱さも他人の弱さも受け入れること・・・
そこから初めて出発できるということ・・・


『もう、ホンマに大丈夫やで。
 モノに当り散らしたりしてたでしょ?
 そういう自分が許せへんかったでしょ?
 人間関係がどんどんこじれていったでしょ?
 家帰っても、体が動かへんかったでしょ?
 そら、ちょっとひどいもん、この色情さんは・・・
 アンタだけのせいやないで、この部屋の状態は・・・
 けど、これですっきりするはずやから。
 けど、言うとくけど、病み上がりやからね!
 死にかけてたこと忘れたらアカンよ、絶対。』


自分で思ってた以上にひどかったみたいです。


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2008.05.05 | Comments(1) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

ほろ苦い、バラの思い出・・・その2

青いバラ青いバラ
(2001/04)
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できあがった挨拶状を送り、どきどきしながら電話する・・・
『いろいろとお世話になり、有難うございました。』
『とんでもありません。こちらこそ・・・・・・・・・・・・』

やっぱり奥手なのか・・・
誘えませんでした。
せめてもの望みと、送った挨拶状の差出人を
私個人の住所を記載しておいたことに、僅かな望みを託して電話をきりました。


そして約1週間後、作ってあげた挨拶状が届く。
文言通りの印刷文の横に手書きで、


”今度、ゆっくりお話しませんか?
 いつでも、ご連絡お待ちしています。”


真に受けました!
胸が高鳴りました!!
絶対イケルと完全の思い込んでしまいました!!!

その後何度か電話で話し、やっとのことで会う約束をとりつけました。
場所は、大阪の人間なら誰もが待ち合わせに使うメッカ、
梅田阪急百貨店のコンコース、いすゞのショールーム前・・・
覚悟を決め、真剣な思いを込めて、赤いバラを用意しました。
(いきなりやりすぎかな・・・
 イヤ、やっぱりインパクトが大事やからな
 けど、やっぱり恥ずかしいな・・・
 この後どうしようかな
 それにしても遅いな・・・)

約1時間、彼女は来ませんでした。
バラの花束は、コインロッカーに入れて、梅田の街をひとりでぶらつきました。


その夜、ようやく通じた電話、身の上話・・・

同じ会社でつきあっていた彼がいて、バスケットボールのスポーツ選手採用枠社員
だったため、足首を故障した彼は会社にいられなくなったこと。
転職した彼は、大阪から北海道に転勤が決まってること。
ついていきたいが、外国籍の彼との結婚を両親から反対されてること。
ショックで仕事を続ける気になれず、退職したこと。
そしていろいろ考えた結果、彼についていこうと気持ちがかたまりかけてること。

あっちを向いてしまってる女心を振り向かせる術は思いつきませんでした。


そして忘れかけてた1年後、ウェディングドレスに身を包んだ彼女が
笑顔で腕を組んでる挨拶状が届きました。
”メッチャ、男前や・・・完全に負けた・・・”
その後2〜3年間、札幌の消印の暑中見舞いと年賀状が届きました。


そしてある年届いた暑中見舞い、大阪の住所からでした。
”大阪にもよく戻ってきています。また会えるといいですね・・・”
かっこ付きで旧姓が明記してありました。
何も気づかないまま、その年の年賀状は札幌に送り、阪神大震災・・・
3月、まわりまわってか、大阪の私の新しい住所に舞い戻ってきた年賀状。


勇気をもってまたかけた電話、出たのは彼女・・・

 札幌に嫁いで間もなく子供ができたけど、彼は仕事を転々として
 定職につかなくなってしまったこと。
 子供が歩くようになり、働かなくなった彼、家計を支えるため
 ススキノの居酒屋で朝まで働いていたこと
 子供がなついていたことと子煩悩だったことで離婚の決心がつかなかったこと
 沖縄出身の彼にとって、仕事をしないことにあまり抵抗も感じていないことに
 あいそをつかし、離婚を決意したこと


気持ちはもう揺らぎませんでしたが、悲しい寂しい気持ちだけが残りました。
あれ以来、そんなにも胸がときめくことがなくなってしまい、
これが年をとるっていうことなのかな、なんて感じ始めていました。


そして、あれから10年以上・・・
連絡もとることもなく過ぎていきました。
人妻風俗店にいる今、なんて彼女に言えばいいかななんて思うことも
ありますが・・・・・・・・・・・・・・・・


人生に ”もし”と”○○だったら”なんて言葉は意味がないのはわかっていますが
お互いの人生が、大きく違っていたことだけは確かなような・・・
イヤ、意味ないからやめとこう・・・
彼女の子供は男の子、もう中学生か高校生かな?
色白で目が大きくて、長い黒髪だった彼女はあのままかな?


バラの花束が思い出させてくれた、ほろ苦い思い出です。



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2008.04.04 | Comments(1) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

ほろ苦い、バラの思い出・・・その1

青いバラ青いバラ
(2001/04)
最相 葉月

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ある人のブログを読んでて、思い出したほろ苦い思い出の記憶・・・

サラリーマン時代、取引先のある女性のことが気になっていました。
気になってたって、要するに好きになっちゃっただけのことです。
相手は、関西どころか日本イヤ、世界でもトップクラスのメーカー・・・
その会社のショールームレディ枠採用の、明るくてキレイで気さくな女性でした。
大した用事もないのに、その女性の顔見たさに、しょっちゅうハッピーコール
(営業マンの基本ですから!!!)ばかりしてて、社内外でも噂になってしまってました。
相手は、大事な得意先のしかも、受付対応してくれる女性、気軽に誘うわけにもいかず
キッカケはなかなかつかめずで・・・

そんな時、彼女が体調のせいで会社を辞めることとなり、広告やチラシを担当してた
私がサービスで、挨拶状をかねた暑中見舞いを作ってあげることになりました。

それぞれの業界にはそれぞれの絶対タブーというものがあります。
彼女から手渡された挨拶状の原稿には、彼女の自宅住所と電話番号が・・・
広告屋にとって、まだ世に出ていない情報を利用することは
絶対にタブーなこと・・・
わかってることですが、まだ携帯電話もなかった時のこと、
女の子の電話番号を、ゲットすのはなかなかのこと、
だから、無用心に男に電話番号を知らせることも、そうそうにないこと・・・
彼女は、ニッコリ微笑んで、その原稿を私にくれました。
勝手にそう思ってるのではなく、確かに微笑みながらくれたんです、絶対!!!


 『もしかして、実は彼女もきっかけを待っていて、この機会を
  つくってくれたんじゃないだろうか・・・
  でないと、いくら取引の長い広告会社の営業マンとはいえ
  こんなにもカンタンに、住所や電話番号を知らせるものかな・・・
  それとも、そんなにもウチの会社のカンバンを信用しきっているのかな・・・
  いや、住所や名前や電話番号は、あとから自分で書くもんじゃないか?
  いいのかな?
  けど、もう会社やめるなら、仕事とはカンケーないし・・・』


悪いくせです。
これがチャンス!と一気に突っ走れない・・・
押しが弱い・・・
営業マン失格です。
イヤ、プロフェッショナルとして、ストイックにならねば???

やってしまいました・・・
わざと納期をずらして、彼女の退職の日に間に合わなくさせました。

『申し訳ありません!!!(わざとだけど)
 ご住所の方にお送りするか、お持ちいたします!!!』
『いえいえそんな・・・それじゃ、○○日に本社に、離職票を受取りにいきますから
 その時ご連絡いたしますから。』

やった!
また会える!!
仕事抜きで二人きりで話せる!!!
しかも、もう彼女は得意先の人間ではないのだ!!!!


約束のその日、彼女からの電話はありませんでした。
少しがっかりしながら、
夕方、得意先の彼女の上司に事情を話して、彼女に自宅に
荷物を送るのでと念押しする。

『えッ!? ○○さん、さっき挨拶に来てたよ!
 今、組合の手配したハイヤーで本社にむかってるよ。
 電話してあげるよ。』


『あッ!ごめんなさい、うっかりしてました。
 そうですね、自宅のほうに送っていただいていいですか?』


とりあえずは、会社公認でまだつながった・・・
チャンスはまだある。


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2008.04.02 | Comments(0) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

忘れてこそニンゲン・・・

ブログランキング・にほんブログ村へ阪神・淡路大震災ろうそく


ずっと、このブログをほったらかしていました。
毎日ご覧いただいてコメントいただく方、申し訳ありません。

1月17日のことを思うと、
やっぱりまだまだ思い出にはできません・・・
いろんなことを思い出して頭に血がのぼったり
阪急西宮北口駅前から少し路地を入ったところで見た、
崩れかけたアパートの前にムシロを敷いて、無言で座ってたお婆さんの
後姿を思い出して・・・
何であの時、手をひいて避難所まで連れて行ってあげなかったのか
一声かけてあげればよかったのに
自分だけ助かろうとしたのか・・・・

色んな思いがよぎって、こみあげてくるものがリアルすぎて・・・

自分の小ささばかりが気になって・・・

あの日確かに、自分はこの中にいたはずで・・・

あれから13年、この人たちはそれぞれの人生を歩んでいるはず・・・



明日から、また気持ちを切り替えます!
オキラクでいようと、音楽・映画・本とそれぞれ別のブログを
作っていきますので、そちらにもお立ち寄りを!!!













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2008.01.26 | Comments(2) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

19951.17その4・・・

阪神・淡路大震災

地震が起きた瞬間、何をしていたのか?
寝てました。
モチロン揺れで目は覚めました。
んで、また寝ました。
何が起きてるかわからなかったし、外は真っ暗だし
部屋の蛍光灯は・・・落ちてて灯りをつけられなかったし
寝ぼけてたから・・・
明るくなってきてようやく、事の重大さがわかってきました。
部屋の中は、ちょうど ダンボールケースに積み木を入れて
振り回したあとのような状態・・・
かたづけようにも、どこからどう手をつけてよいものやら・・・
実家から電話はあったものの繋がったのはそれ1回のみ・・・

こんなことなら、年末に携帯電話とかいうものを買っとけばよかった。
この震災の後に、携帯電話とインターネットが、一気に普及しました。

とりあえず薄暗い中、外に出てみましたが、
もう周囲軒並み家という家は傾いてる光景。

近所のローソンに行けば、店の前で露天商状態・・・
『つり銭ないからもうこれでええわ!』と
馴染みのお兄さんが、缶コーヒーとアンパンを200円で売ってくれました。

あのお兄さんは、元気かな?

なす術なくて、手荷物持って駅まで行ったけどモチロン電車は
動いてない・・・
お金をおろそうにも、銀行にも人影はない・・・
とにかく9時を待って会社に電話してはみたものの、
5名しか出勤してないから、とにかく自宅待機・・・
その自宅は傾いてて、ちょっとやばいんやけど・・・
『タクシーつかまえて会社来るか?』と言われても
タクシーなんて通ってないし・・・
第一、国道2号線動かなくて、救急車も消防車も通れないし・・・
あっちこっちから煙は立ち上ってるし・・・
昼過ぎに、仕方なしに家に戻ったものの、ガス臭くて怖くて
またまたすぐ出ました。
むこうの番地に小学校があるから、行ってみたものの
お年寄りやら赤ちゃん抱いた人でごったがえしてるし・・・

一駅向こうの先輩の部屋を訪ねたものの、マンションは傾いてて
人の気配はないし・・・・・・・・・・・・・・・
途方にくれる中、日は暮れて、国道は益々車で動かなくなる・・・

傾いた部屋に戻って、救われたのは電気が通ってたことと
昨日の風呂の水を捨ててなかったこと。

『一体どうしたらええんやろ・・・・
 阪神高速も倒れてるらしいし・・・
 西宮から出れるんかな・・・』



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テーマ:絶望した! - ジャンル:日記

2008.01.22 | Comments(1) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

1995.1.17その3・・・

地震から4日目の夜、仕事から帰り・・・
阪急西宮北口駅から真っ暗な夜道を歩いていると、
ある崩れた家の前で、なぜか急に足がたちすくみ
胸が締め付けられる悲しいような感情に襲われました。
二階の屋根が、軒並みに、手が届きそうな目の高さよりも低くなった
家並みらしきものが続く路地裏・・・
なぜだかその家の瓦屋根だけが、月の光に悲しく浮かびあがって
ホントに悲しく見えました。
『もしかして、誰かまだ・・・』
そんな気さえしました。

2週間後引っ越すとき、その家の前には、花束が供えてありました。

あの、一瞬胸を締め付けたのは何だったのか・・・
神戸に住む友人は全員同じような経験をしていました。


3日目の夜、ローソンが営業を再開しました。
駅から少し離れた住宅地に、初めて明りが灯りました。
ダイエーホークスのキャラクターをあしらった配送者から
食料品がつみ下ろされるのを見たとき、涙がとまりませんでした。

テーマ:頑張れ自分。 - ジャンル:日記

2008.01.22 | Comments(1) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

1995.1.17・・・その2

『割れた窓ガラスの法則』(だったかな???)というものがあるそうです。

ジュリアーノ前ニューヨーク市長のとった政策だったかな・・・
犯罪によって窓ガラスが割られたのではなく、割れた窓ガラスの家に
強盗やら窃盗やらの犯罪が起こるという考え方といっていいのかな?

街並みが壊れた中を歩いていると、気持ちがすさんできます。
近くに住んでいても所詮は他人・・・そのはずでした。
けれど、崩れた家の前を通る時は、あの感情が今でもよぎります。
ブルーのナイロンシートに覆われた建物の前ではまだあの感覚が・・・

戦争で破壊された街並みをモニター画面で見るのとは違いました。


唯一走ってた阪急電車に揺られ、淀川を越えると別の国に
来てるかのような・・・
周囲に対して、あの実感の伝わらなさは何だったのかな?
電車でほんの20分のところなのに

何を失ったのか?
使い古した洗濯機、安物のグラスと茶碗類・・・
たったそれだけです。
あんなにたくさん義援金をいただくほどのモノでもありません。

けれど、あの伝わらなさのもどかしさと悲しさは・・・
あの喪失感は一体なんなのかな・・・
目の前にいる人間に対しての苛立ちは・・・

息苦しくて、辛くて1週間後にくずれかけたアパートを
飛び出しました。
まるで逃げ出してるかのような、惨めなイヤな気分のままで。
ニュースを見るたびに、自分はあそこから苦しんで戦ってる人を
置き去りにしたどうしようもないヤツで・・・そんな気持ちでした。

”サバイバーズ・ギルト”というそうです。

『お前、ピンピンしとるやないか!』
切れた一言でした。
切れたボクが悪いんですが、どうしてもその上司を許せませんでした。
今でも根に持っています。

つらい出来事ばかり思い出します。
あれから偉くなれたわけでもありません。
やっぱりまだ、遠い思い出にはできません・・・・




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2008.01.19 | Comments(1) | Trackback(0) | 忘れられない出来事

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プロフィール

m.モーガンフィールド

Author:m.モーガンフィールド
ブルースと映画と読書とバーボンをこよなく愛する
大阪のとある風俗店のスタッフ。
ブルージーな男の独り言です。
2007年の夏、いろいろあってちょっと、つまづいてます。音楽・映画・読書・そして恋愛話も・・・
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